【株式投資】投資初心者がやってはいけないこと

株式投資

生活資金を投資に使う

株式投資で1番やってはいけないことです。株式投資は元本保証がありませんので、損失を出してしまうと日々の生活に支障が出てしまいます。当たり前のことですが、以外とやってしまう人がいます。

また株式投資に慣れるまでは日々の株価に一喜一憂してしまったりと、精神的負担が多いです。生活資金を使ってしまうと更に精神的負担が増えてしまいますので、投資資金は必ず生活に必要ない余裕資金で行うようにしましょう。

次に1つ重要な点は、余裕資金でも失うとそれなりに痛い金額を使う事です。

最近では「ネオモバイル」など100円から株式投資を始められる口座が出来ていますが、数百円や数千円損を出したとしても痛くも痒くもない人が多いでしょう。それだと株式投資について本気で取り組もうとせずに趣味感覚でやってしまいがちです。

人の意見の言いなりになる

株式投資は自分で判断して行わなければいけません。証券アナリストや投資系インフルエンサーなどの推奨する企業を何も考えず買ってしまう人がいます。
こういう人に限り損をした時に「あいつは詐欺師だ!」「やっぱり投資はギャンブルだ」など文句を垂れて退場していきます。

また文句を言わなかったとしても、他人が推奨している企業に何も考えずに投資してしまうと、失敗しようが成功しようが自身の成長に繋がりません。反省点が「その人の言う通りにした」という1つの過程しかないからです。

逆に自分で判断して投資した場合、どのような結果であれ、その判断に至った「情報の集め方」「分析の仕方」など、すべての過程が自身の糧となってその後も役立っていきます。

流行りに乗っかる

流行りに乗ろうとするのは投資において最も危険な行為だと認識してください。
「1991年の日本経済のバブル崩壊」「2000年のITバブル崩壊」「2008年リーマンショック(不動産バブル)」など

投資で最も損をするタイミングは市場が最も活気づいている時です。バブル崩壊のどのケースにしても、崩壊前の市場では「今投資しない奴は馬鹿だ」など楽観的な意見に溢れていました。

下落した株を塩漬けする

株価が下落した時に何の根拠もなく「そのうち戻るだろう」と放置してしまう人がいます。(この状況を塩漬けと呼びます)

もちろん株価が復活する場合もありますが、下がったまま戻らない企業や上場廃止になる企業もあります。損失を確定させるのが悔しい気持ちは分かりますが、株価が戻る見込みが少ない企業を保有し続けるよりも、損切をして別の企業に投資する方が遥かに価値があります。

【株式投資】株価が下落したらどうすべきか
株価が下落したら「このまま保有し続けていて大丈夫なのか?」と不安になる人は多いでしょう。株価が下落時の対応や考え方は様々ありますが、最も重要なことは「その株を保有していないと仮定したときにその価格で買うか買わないか」です。また言い...

無意味な分散投資をする

現在投資について調べれば、金融機関や証券アナリストなどの大多数が分散投資を進めています。
分散投資自体はリスクを軽減させるなど有効な手段ですが、間違った認識をしてしまっている人も多いです。どういうことかというのを例を使って解説していきます。

意味のある分散投資

まずは意味のある分散投資から解説していきます。

例1:意味のある分散投資のポートフォリオ
・株式A社
・投資信託(株式インデックスファンド)
・債権(国債や債券で運用された投資信託)

このポートフォリオの場合、株式市場が下落すると「株式A社」と「投資信託(株式インデックスファンド)」は価値が下がってしまいます。しかし債権価格は株式価格と相反する事が多く、「債権」によって株式の損失の一部をカバーする事ができます。

無意味な分散投資

次に無意味な分散投資について解説していきます。

例2:無意味な分散投資のポートフォリオ
・株式A社
・株式B社
・株式C社
・株式D社
・株式E社

このポートフォリオのように現金以外すべて株式にしてしまうと、あまり分散投資の意味がありません。たしかに1つの企業の業績不振や倒産などのリスクは回避できますが、株式市場全体が下落した場合はまとめて損失が出てしまうリスクがあります。

また「好景気に強い株」と「不景気に強い株」など、相反する企業に投資している場合や、全ての企業の中から選りすぐりの企業に投資している場合はいいですが、失敗してしまう人の多くは、何となくで選んだ複数の企業の株を購入しただけで、分散投資を出来ている気になってしまっています。

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