あなたはネットワークビジネスと聞いてどんな印象を持ちますか？「胡散臭い」と感じる方はその感覚を持ち続ける事をお勧めします。
また、聞いたことが無いという方や、やろうか迷っているような方はこの記事を読んで、ネットワークビジネスの危険さを知ってください。
ネットワークビジネスとは
まず、ネットワークビジネスとは「マルチ商法」の別名です。またMLM（マルチ・レベル・マーケティング）とも呼ばれることもあります。最近は胡散臭いイメージを与えないためにMLMと呼ぶことが多いようです。私も勧誘されたときはMLMの名称で勧誘されました。
ネットワークビジネスの仕組み
ネットワークビジネスは「連鎖販売取引」という商売のやり方で、勧誘を受け商品を購入した人が会員となり、次の購入者を探し勧誘します。そして次々と会員を枝分かれで増やしていき購入代金を下から上えと回収していく仕組みです。
販売する商品には「調理器具」「化粧品」「サプリ」など様々な胡散臭い商品があり、どれも高額な物ばかりです。
またネットワークビジネスとよく一緒にされる「ねずみ講」は商品の存在が無く、お金だけのやり取りをします。こちらは完全な犯罪行為です。
どんな風に勧誘されるのか（勧誘事例）
久しく連絡を取っていない友人や知人から突然食事などの誘いの連絡が来ます。そこからは2つのパターンに分かれて勧誘が進んでいきます。
パターン１
最初の食事では雑談だけで終わり、次会ったときに勧誘してくる
この最初の雑談で「将来のお金の不安」や「仕事に対する不満」などを聞き勧誘できるか探りを入れてきます。そして次回あったときに「お金の自由を手に入れよう」や「人生で二度と来ないチャンス」などのテンプレートな誘い文句で勧誘してきます。
またこの時、上位会員と呼ばれる説明上手なベテラン会員を連れてきて、2対1のごり押しで勧誘してくることが多いです。
パターン２
パターン１の最初の流れをすっ飛ばし、いきなり勧誘してくる。
やらない方がいい理由
ネットワークビジネスをやらない方がいい理由は主に以下のものです。
イメージが悪くなかなか売れない
商品が高すぎる
初期投資の金額が大きい
時間効率が悪すぎる
友人や知人との関係が悪くなる
洗脳されてしまう
イメージが悪くなかなか売れない
ビジネスをするのにイメージが悪いのは致命的です。世界的に見ればネットワークビジネスが健全なビジネスとして地位を確立している国はありますが、日本においては圧倒的にイメージが悪いのが現状です。
商品が高すぎる
ビジネスのイメージが悪くても商品の質が良く、価格もお得であればまだ救いようがありますが、ネットワークビジネスで販売している商品のほとんどがぼったくり価格です。
初期投資の金額が大きい
ネットワークビジネスの初期費用は10万円以上など高額なケースが多いです。また会員を続けるのに年会費やセミナー代など他の費用もかかってきます。
時間効率が悪すぎる
喫茶店で何時間もごり押しで説得して何とか勧誘に成功したとしてもその報酬は数千円とかです。
友人や知人との関係が悪くなる
多くの人はネットワークビジネスを始めるとその噂が広まってしまい、友人や知人から関わりたくないと思われ距離を置かれることになってしまいます。ですのでネットワークビジネスを始める場合、友人や知人との関係を全て捨てる覚悟で始めなければいけません。
洗脳されてしまう
ネットワークビジネスをやっている人の多くは洗脳状態にあり、熱狂的な意欲を持って取り組んでいます。また友人や知人、家族から距離を取らされていて洗脳状態がなかなか解けない状態にもなっています。
新たに初めてしまう人はそういった勢いに押されてしまい、自分も知らず知らずのうちに洗脳状態にされてしまうケースが多いです。
断り方と契約してしまった場合の対処法
勧誘された人が周りに相談したりネットで調べられたりすると、売りつけることが難しくなるので勧誘する側は、初回の勧誘で冷静に判断出来ないうちに契約させようとごり押しでやってきます。そこでごり押しに負けないように頑なに断りましょう。
また誘いの段階で少しでもネットワークビジネスを思わせる言動があれば、その時点で「ネットワークビジネスの勧誘するつもり？」と確認して、直接会う前に断れるようしておきましょう。
万が一契約してしまった場合でも「クーリングオフ」という制度があります。ネットワークビジネスの場合、契約書を受け取ってから20日以内であれば違約金などの負担なく解約できます。ですので狂気じみた勧誘で身の危険が及びそうな場合は、一旦その場では契約して後日クーリングオフ制度を使用し解約するのも1つの対処法です。
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